不倫

私は、男の人が苦手だから恋をすることは地球が消滅する位の確率だと思っていました。

いつも、男の人に好意を持たれないようにしてきたし、ドラマのベッドシーンの様な女性らしさは皆無だと思っていました。

でも、どうしてだろう。彼に声を掛けられた時、私の中の何が反応した。

奥さんがいることを承知の上で、全てを捧げた。

私も、思いっ切り女だと感じる。

1回コッキリ後腐れ無し!って約束だったのに、初めてしたキスで、約束は水に流れた。

ただ一つ…子供だけは作ってはいけない。って思っていたけど、愛せば愛する程、彼そっくりの子供が欲しくなり、ゴム1枚の壁に泣かされた。

紙1枚の契約書の重みも知った。

少しだけ、出会うのが遅かっただけなのに…

でも、愛しているから仕方がないんです。

そう、全力で愛してしまったから仕方がないんです。

偶然再会することを祈る日々。

愛しているよ。と、伝えたいから。